定年後の再就職先の探し方

定年退職後の生活

定年退職をした後、まだまだ働きたいと思う人は多いです。
やはり、最近の60代は元気ですからまだ現役でいたいと思う気持ちもありますし、金銭面での安心のためにも働いている方が安心できます。

新たに仕事を探すことは簡単なことではないですが、定年後に再就職をするのであれば、準備はしっかりしておいた方がいいでしょう。
そこで、定年退職後に仕事を探す方法について紹介をしていきます。

再就職先の探し方

定年退職後の仕事探しには、いくつかの方法があります。
まず一つの方法として、再雇用制度の利用です。
これは、今まで働いた会社で再雇用してもらうという方法であり、もっとも簡単に仕事が見つかる方法でもあります。

企業としても、希望者は再雇用をすることが義務付けられているので、多くの人が利用している方法です。
今まで働いてきた会社であるために、シニアとしても勝手がわかっているため働きやすいというメリットと、企業も新たに入ってきた人に1から教える手間が省けるというメリットがあるのが特徴です。

しかし、再雇用の場合には年収が現役時代に比べて低くなりますし、ポジションも下がることが多いのでその点は理解が必要です。

次に、人材派遣会社を利用する方法があります。
民間の人材派遣会社であれば、今までのキャリアに応じて自分に合った仕事を紹介してもらえる反面、ニーズが合わないとなかなか仕事が紹介されないという点は気を付けなければいけません。

他にも、それぞれの地域にあるシルバー人材センターを利用するという方法もあります。
運営団体は公益社団法人で、年会費は2000円から3000円ほど。
地域によってこの金額は異なり、給与は時給や日給ではなく配当金形式となるので、あまり高くない場合も多いです。

中高年でも狙い目の業界はある

先述したとおり、定年退職後の再就職となると非正規雇用が多いですが、中にはやる気があれば70歳以上でも正社員採用してもらえる業界もあります。それがタクシー業界です。

タクシー運転手の資格には普通二種免許が必要ですが、会社側で免許取得支援を行ってくれたりするので、普通免許のみでも採用されることもあります。
また、日本における外国人観光客の増加に伴い、交通手段としてタクシーを利用する場合も多く、人手不足を解消するため若い世代はもちろん中高年でも積極採用しているという場合は少なくありません。
今後ますます需要が増える業界と言えますし、技術だけではなく本人のモチベーション次第では、正社員雇用も夢ではないのです。

非正規雇用が多いのも現実

定年後の仕事では、再雇用制度を利用せずに転職をする場合、ほとんどがアルバイトや嘱託社員といった非正規雇用です。
正社員として働きたいと思っている人も多くいますが、求人自体があまり多くないことを頭に入れておきましょう。

定年退職後も正規雇用で働きたいという場合には、他の人に負けない強みや、企業が雇い入れたいと思えるようなキャリアを持っておくことが必要です。
また、フルタイムで働くためには体力も必要ですから、退職までに体力づくりもしておくようにしましょう。